草加 独協大学前駅 | 和菓子や抹茶なら漸草庵 百代の過客

今回は、草加市文化会館の敷地内にある” 漸草庵 百代の過客 “に行ってきました!
獨協大学前駅から徒歩5分程の場所にあります。
獨協大学前駅といえば「旧松原団地駅」松原でもありますよね。
江戸時代の俳人、松尾芭蕉が「おくのほそ道」を書きながら旅をしたことでも有名な草加松原、松並木。
その草加松原の松並木は国定名勝としても知られています。
そんな松並木の方へと駅から少し歩き”百代橋”を渡り遊歩道を歩いていくと、見えてきました。

狭山抹茶の旗が目印です。ここからほんの少し先を歩きます。
この松並木の川沿いにあるというのがまた、 情があって良いですよね。

” 漸草庵 ” の入り口に到着です。
漸草庵とは、木造平屋建ての数奇屋建築で、茶道・華道・琴・三味線など、草加の文化を発信するために平成31年4月に出来た施設。
その建物内の立礼席には誰でも立ち寄れる「お休み処」があるということで、お邪魔してみることに。
ロケーションが最高なので、お散歩ついでに立ち寄るには最適なコース。

庭園の中へと進んでいきます。なんだかここだけ時が止まっているかのよう。

古き良き残された景観と、遠くに見える建物の現代感。その色は不自然ではなく、その全てがこの土地に馴染んでいるのがまた草加松原の魅力でもあります。

松並木を背景に置かれている、水琴窟(すいきんくつ)。水琴窟とは水滴の音を楽しむためのもの。
こちらもまた日本の文化を感じられるスポット。

平家建ての建物がまた御江戸を感じさせてくれます。
そろり、そろりと店内へ、、
こちらが誰でも立ち寄ることができる「立礼席」お休み処。
現代的な空間とは対局にあるような、余計な装飾も、音もない建物内。建造物の奥ゆかしさをじんわりと肌で感じられます。

「お好きなお席へどうぞ。」と案内していただき、メニューを見ていきます。

メニューはとてもシンプルで、「抹茶と和菓子のセット」(500円税込) 「抹茶のみ」(200円税込)「和菓子のみ」(300円税込)

これはもう、迷わず一択
「抹茶と和菓子のセット」をお願いしました。

注文したものを待つまでの間は、建物内から見える松並木を見渡しながら、ゆっくり流れる時間を堪能していきます。

ここに座っているとタイムスリップしたかのような感覚に入っていきます。この時代の人達は今の私達のようにせかせかと時間を生きては居なかったのだろうな、とか、思いふけながら。
奥の方では、お茶の点てる音が聞こえてきます。日常生活では中々聞くことのできない音だけに耳を澄まして聞いてしまう。
「うん、、良い。」

点てていただいた抹茶と、和菓子が来ました。
「美しい」この言葉に尽きます。
まずはお抹茶から。口当たりはまろやか、味わい深い抹茶の渋み。
ゴクゴク飲んではよろしくないことはわかっていても、ついいつものドリンク感覚で飲んでしまいそう。。(昔に習った茶道がなんの役にも立ってない焦りを感じながら)

「こちらは”福笑い”です。節分も近くなってきましたので」と。
なるほど。なんだかモチモチそうでかわいらしいフォルムです。
福笑いの笑顔を崩すのにはちょっと勇気が必要ですが(笑) 頂戴いたしますと、気持ちを込めていただきました。
しばらくの間、抹茶と和菓子を堪能させていただきました。
最後には「またいつでも立ち寄ってくださいね。」と優しい笑顔でお見送りしてくださいました。
次はお着物を着て、立ち寄ってみたいですね。

皆さんもお散歩ついでに、是非立ち寄ってみてはいかがでしょうか?

漸草庵 百代の過客

▼最寄り駅
獨協大学前駅(徒歩約5分)
▼住所
草加市松江1-1-5
▼営業時間
10:00- 16る00(L.o 15:45)
▼定休日
草加市文化会館の休館日(毎月第1水曜日、年末年始、その他臨時休館)漸草庵全館貸切日
▼お問い合わせ
048-931-9325

この記事を書いた人

▼WEBライター/meimei


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